(2024年11月21日 作成時点での現行型が対象)

| ホンダ・WR-V | |||
| 室内高 | 荷室高 | 室内幅 | ベッド |
| 1280 | 930 | 1460 | 2181 |
左から、室内高、荷室高、室内幅、ベッドスペースの参考値(単位mm)です。
全長 4325 mm x 全幅 1790 mm x 全高 1650 mm
ホンダのWR-Vは積載力に定評があり、実際、コンパクトSUVのカテゴリーで荷室高93センチはかなりの高さです。
しかし、これがそのまま車中泊で活躍するわけではなく、残念ながら荷室に段差があるタイプ。
後部座席を倒すと荷室と座席の間に段差が10センチ(倒した座席の厚み分)ほど出現。
さらに、倒した座席はホンダお得意の『ダイブダウン』が搭載されておらず、傾斜が発生してしまいます。

倒した後部座席の先端から天井までは74センチ程と、WR-Vの外観に反してちょっと狭い頭上空間です。
傾斜は体重を掛けると多少緩和しそうですが、倒した後部座席後の段差は非常に残念ですね。
フラットなベッドスペースを作るにはこの段差をかさ上げしなければならない為、実質、深い荷室が無意味になっています。
ただし、ベッドスペースの長さは特筆すべき点で、なんと2100㎜を確保。
これはフルサイズのSUVであるDセグメント全長4800㎜クラスの車種のベッドスペースに匹敵する長さです。
長身の方が寝るのはもちろん、普通の身長の方が寝る分には足元にスペースが余るため、荷物を置くにも困らないでしょう。
一人で寝る分には荷物置き場にあまり困ることは無いでしょうが、二人で車中泊を行うとそれが不足して本当にイライラしてしまうものです。
室内が広いというのはそれだけで加点ポイントです。
ホンダが公式に車中泊解説を行っているので、そちらもどうぞ。
「WR-V」の車中泊の使い勝手を検証!|Hondaキャンプ|Honda公式サイト
上記の通り、大型車並の室内スペースがありながら、フルフラットのベッドスペースが無いことが大きな減点要素で、車中泊においてデッドスペースになる部分が多くなってしまっています。
外観上はWR-Vの兄弟のように見えるヴェゼルや、その上の車格で名前も似ているZR-V、そしてコンパクトカーのフィット等、現在多くのホンダ車には『ダイブダウン機構』が装備されています。
これは「フルフラットでかつ倒した座面が床面まで下がるので頭上空間が広くなる」というもので、室内空間をフル活用出来る車中泊の為に生まれたような機能。
これがなぜ新発売のWR-Vに搭載されていないのか不思議でしたが、WR-Vはタイで開発されインドで生産されている車ということで、そもそもの規格が日本のホンダ車と異なるからというのがその理由。
・・・惜しいな~という印象で、ここにダイブダウンがあれば、コンパクトSUVのカテゴリーでは頂点の車中泊適性であったことでしょう。
個人的感想によるホンダ・WR-Vの車中泊適性(5点満点)
・・・3点
