2025年3月2日
車中泊の認知度が上がってくるにつれ、各地の道の駅でトラブルが続出しています。
何度か記事にしていますが、今回話題になっているのは東日本大震災の被災地である陸前高田の『道の駅・高田松原』。
公園が併設され『奇跡の一本松』があるあの場所。
ちなみに物販では『奇跡の一本松クッキー』他、様々な商品展開がなされているようで、なんだかんだ言っても復興にはお金が必要ですから、その一助になって欲しいですね。
こちらの道の駅では長時間駐車の車両には声を掛けて、宿泊場所では無い旨を伝えているとのこと。
つまり、車中泊不可ということですね。
しかし、道の駅のルールでは仮眠は可能なはず。
この話になると、必ず『仮眠』の定義と『宿泊』の定義の話になってしまいます。
しかし、この2つの言葉を定義づけること自体が難しいはず。
何時間寝たら仮眠を超えて宿泊なのか。
道の途中で立ち寄って眠気を取るのは良し、寝るつもりで来るのはダメと言うが、例えばいつも同じルートの遠距離ドライバーが、いつも疲労がピークになるポイントだからという事で、その道の駅で頻繁に寝ていたら、それも「寝るつもり」での来場になるのではないか?
・・・等、そもそも仮眠・宿泊の言葉遊びで解決出来る話ではありません。
念のため毎回申し上げますが、私は車中泊を楽しむユーザーではありますが、道の駅での車中泊は有料にすべきと思っています。
仮眠は3時間までと決めて、それ以上の滞在者から駐車料金を取るなら、国交省の今の方針にも反しないでしょう。
夜間の駐車場を使用させる代金を徴収しないと、住所不定の者が住み着いたり、トイレなどの維持費を賄えません。
更に言えば、その料金を元に駐車場の入退場の管理(ナンバープレート記録式)や、迷惑車両の特定などの設備導入費用に充てて欲しいです。
今の「お願いベース」ではキャンプ場代わりにトイレで雑排水を捨てるキャンピングカーや、洗面台で皿を洗う、オストメイトのシャワーで髪を洗う、コンセントから電気を盗む等のルール違反や不法行為に到底、対応出来ません。
そのせいで、マナーを守って慎ましく車中泊をさせてもらっている者達まで追い出されるのは辛いです。
この『道の駅・陸前高田』の歴史は古く1993年に開業。
震災後の復興の一つとしてこの道の駅も生まれ変わった経緯があります。
車中泊をレジャーにしている者と同じ括りにしてはいけませんが、復興でたくさんの土木作業車や建築関連の業者がこうした道の駅などの休憩施設を重宝したことでしょう。
『道の駅・陸前高田』の対応については、掲示されている張り紙の写真を見る限り、既に挙げたようなトイレや施設を汚すトラブルが絶えなかったことが経緯にあるかと思います。
自力で対応するしか無いから行動したという事情は重々理解出来ます。
道の駅というのは国交省の管轄ではあるものの、自治体が主体で運営・委託によって運営されている場所が多いです。
成り立ちからしてそうした国からの交付金で道の駅を作っているので、24時間駐車場開放を初めとして、道の駅としてのルールがあります。
本当に車中泊者を追い出す為に夜間の立ち入りを全面禁止にしたいなら『旅の駅』のような名前の施設として自力で作って、独自のルールを設ければ良いのです。
お金をもらうだけもらって「ルールは自分達で決めさせてもらう」は筋違いなわけです。
しかし、今回話題の道の駅の「車中泊禁止の声掛け行為」について国交省は把握しているものの問題とは思っていない模様。
要はこの問題の解決には「国交省が動くこと」に他なりません。
ちなみに国交省のホームページを見ると道の駅の要望については受け付けていません。
「施設管理者である各自治体に言ってください」
という旨が記載されていました。
もちろん、個別の事案はその通りなのでしょうが、道の駅の基本的ルールを制定した国交省しか、それを変えることは出来ません。
車中泊の定義の話においてもそうでしたが、積極的に関与する姿勢が見られないんですよね。
私の車中泊の使い道は遠方の目的地に前乗りして、翌朝から現地で活動開始する事。
これにより夜の空いている時間に移動し、仮眠を取って翌朝までに疲労を抜いてガッツリ運転出来るのです。
言ってみれば、道の駅での車中泊が渋滞緩和に貢献し、運転での危険と事故の防止に貢献しているわけです。
ですから、マナー違反者による悪いニュースが流れると、車中泊自体が悪と呼ばれてしまうわけですが、人や交通に対するメリットもあるわけで、一方的に悪とするのは違うと思います。
レジャー客からは車中泊アプリ『sha-chu♡(^ε^)』(※すいません、そんな物は今は無いです)で料金を徴収し、事前に許可を受けた者はスマホ認証で無料・・・などこうした対応は、やる気さえあればお金など掛けずに容易に実現出来ると思うのですが、ビジネスチャンスと言える程の収益は期待できないし、追い出すのが手っ取り早いという事なんでしょうかね・・・。
トイレの迷惑行為については、個室はともかく洗面台には監視カメラを付けるなどの対応も出来ますし、そうすると今度は外の茂みに雑排水を捨てるような輩も出るでしょうが、タンクを持ち出す様子は駐車場の監視カメラに映るでしょうから、この辺りも夜間利用者のアプリ管理や、ナンバープレート記録の駐車システムで出禁処置が取れます。
なんとか、道の駅利用者と道の駅施設者双方がwin-winになれるような仕組みを導入しないと、これから更に迷惑行為をはたらくユーザーは増えていくでしょうし、世間の風当たりは強くなり、車中泊禁止の流れは加速するでしょうね。