2025年12月18日
日本カーオブザイヤー2025も受賞し注目を浴びているフォレスターは、中古車のリセールバリューの優等生でもあり、特にフォレスタースポーツは1.8Lのターボエンジンを搭載しており、ロシアで長く人気を博しています。
元々ロシアは日本からの中古車輸出先としてトップシェアを誇っていましたが、現在は経済制裁の一貫で日本からは「1.9L未満のガソリン車のみ輸出可」という条件が付いたことで車種が限定されている状況。
その中で、フォレスタースポーツはハイブリッドでもなく、更に1.9L未満規制ギリギリの1.8Lターボですから、ハイパワーを求める層には特段好まれる状況であり、ロシアへの輸出可能時期である3年落ち、4年落ちの期間は、なんと新車価格よりも高く売却出来る『特需』に沸いておりました。
そんなリセール番長のフォレスタースポーツにロシアの新しい規制が施行され、話題になっています。
具体的には
「160馬力以上の車のリサイクル料が大幅アップで車両代金に3~4割上乗せされる」
というもの。
海外サイトを翻訳で読んだので細かい条件などがあるのか無いのか、分からない所もありますが、上記の通りの適用なら、(現在輸出可能な年度の)フォレスタースポーツは177馬力なのでこれに該当してしまう為、今後リセールバリューが下落する恐れがあるのです。
同様にスバルのレヴァーグやアウトバック、ホンダの1.5Lターボ(約180馬力)搭載のZR‐Vやシビックも対象になります。
リッターに対してハイパワーな車種は軒並みアウトですね・・・。
とはいえ、現行では上記の車種位でしょうか?
そう考えると、他の車種のリセール上昇などの変化を起こすほど影響は無いかも知れません。
このような低排気量優遇の波は世界的で、この流れは加速するばかり。
とはいえ「低排気量エンジンでは物足りない」としてパワーを求める層の購買意欲が1.5L等の低排気量ハイブリッドに向く可能性もあり、それらのリセールが上がる可能性はありますね。
メーカー側もそれに合わせたかのようにトヨタはカローラクロス(1.8L)、RAV4(2L)のガソリンモデルを廃止していますし、上記で挙げたホンダのZR‐Vもガソリンモデルを来年廃止する予定となっており、今後の市場動向が気になります。
海外需要がある車種のリセールバリューは高い傾向にありますが、時折、こうした相手国の輸入規制や税制の変更があるので、為替リスク以外にも不確定要素は多いです。
データはデータ。あくまで将来を保証するものではないことは留意すべきですね。