⑦リセールバリュー(残価率)比較

リセールバリューを知ることの重要性

【保存版】車のリセールバリュー(残価率)比較一覧表 | 車中泊・車比較サイト〜ねるくる〜

車を売却する際の値段、価値をリセールバリュー(残価率)と呼びます。
同じ距離、年数を乗って車体に目立つ傷が無くても、リセールバリューは車種によって非常に大きな差があります。

5年で新車価格の30%程度しか価値が残らない車もあれば、逆に90%残る車もあり、その差はとても無視出来るものではありません。

それにもかかわらず『リセールバリュー』という単語が出ると必ず現れるのが

「リセールなんて気にしない。いくらで売れるだとか考えて車を選ぶなんてナンセンス。乗りたい車に乗るのが一番満足出来る。」

という方。

乗りたい車に乗れば良い…それがカーライフの真髄ですし、私もそうしていますから、実にその通りだとは思いますが…じゃあ、お聞きします。

「本当は高級ミニバンに乗りたいけど、高くて買えないからコンパクトカーに乗っている」

という人に対しても同じことを言えますか?
つまり

「乗りたい車に乗るのが一番だ!」

と主張する方に言いたいのは

「それは乗りたい車を何でも買える前提で話していますよね?」

という事。
人により金銭事情は異なります。


リセールバリューが重要だという分かりやすいお話をします。
500万で買ったミニバンがおよそ5年後(※後述)リセール80%で売れる。
つまり400万で売却。
コストは年20万円。

一方200万で買ったコンパクトカ-がおよそ5年後リセール50%で売れる。
つまり100万で売却。
コストは年20万円。

…そう、リセールバリューを考慮すると、実は両者のコストは同じなのです。

厳密には保険代や税金、車検代など異なるものの、車両代金のコストは両者変わらないのです。
ですから

「リセールなんて関係ない。乗りたい車に乗れ!」

という人は、新車の車両代金が高くて購入を諦めている人に

「我慢しろ!」
「ローンにしろ!」

としか言えません。


一方、リセールバリューを意識されている方は

「新車の代金は高いけど、売却時の車両コストは同じだから、あとは税金とか違う点を調べてみたら?」

というアドバイスが出来るのです。

どちらがスマートかは一目瞭然。


つまり、リセールを知らずに乗ることは『乗りたい車に乗れる機会を失っている可能性がある』ということです。

「乗りたい車に乗るのが一番」はカーライフの神髄だと思いますが、実はその乗りたい車に乗れるのに無知ゆえにただ我慢するのは、もったいないと思いませんか?

「乗りつぶすのが一番安い」は昔の話

もう一つリセールバリューに関するお話をしましょう。

先ほども登場した5年でリセール80%の500万のミニバンに乗るある人はこう言います。

「乗り潰すのが一番安い!」

20年後にいよいよ致命傷となる故障で廃車になりました。

20年の車両コストは500万。年間コストは25万。
20年も乗れば車も大往生。
充分元は取ったでしょう・・・。

しかしながら…あれ?先ほど5年で売却した際のコストは年間20万でしたよね。そう。

乗り潰すより5年で同じ車に買い替える方がコストが安いのです。

車両代金のみでこれですから、乗り潰すためには、相応の車検、交換修理費が追加されることを考えると更にコスト差は開くでしょう。

一方、5年乗り換えならば最新装備で故障率も低いしそもそも新車保証もありますから、見えない費用は少なく済みます。

「車は乗り潰すのが一番安い」という話は今は昔。

近年の車は車両価格は高くなっているもののリセールの良い車も増えているので、車種選びを間違えなければ、乗り潰すよりも乗り換えの方がコストが安くなるのです。




もちろん、これは現時点での計算です。
長期的には為替、原材料他、様々な情勢により変化していきますから、普遍的な価値観ではありません。

ここで言いたいことは、きちんと情報を得て知識のアップデートしていくべきという事。
リセールバリューを知らずに「リセールなんて関係無い。好きな車に乗るべき。」と言うのと、それを知った上で、コストを把握しつつ好きな車を選ぶ事は同じでは無いですよね。


大体『好きな車』というのは100か0かの単純な話ではありません。
70点の車と60点の車があって、その程度の『好き』の差なら、リセールバリューを加味してコストの安い60点の車でも納得出来るかも知れません。


まあ、もしかすると「リセールを気にしないと車も買えないなんて気の毒だな。」という経済力マウントで言っているに過ぎないのかも知れませんが、いずれにせよ的を射ていない発言だという事です。


上記の「車は乗りつぶすのが一番コストが安い」という価値観も、古い時代のそれでアップデート出来ていないわけです。

リセールの高い・低い車の特徴


では、そんな高いリセールバリューを保つ車種がいくつもあるのか?という話。
「限定車とか特別な車種の話じゃないの?」
と思われる方もいるかも知れませんが、そんな事はありません。
一般に販売されている車での話です。

例を挙げるとキリが無いですが

トヨタのアルファード系、ハイエース、ランドクルーザー系、ハイラックス、ハリアー、ライズ、スズキのジムニー系、ホンダのヴェゼル、シビックタイプR、ステップワゴン等が有名で、駆動方式とグレード選びを間違わなければ、およそ5年売却でもリセールバリューが約80%ある車種です。
(※調査時点でのリセールバリュー。為替や輸出先の影響を大きく受けるので普遍的な数値ではありません。)

これらにはある程度共通点があり、トヨタ、ミニバン(ワンボックス)、オフロードSUV、スポーツカー等が高い傾向にあります。

「およそ5年」と書いたのは輸出需要がこれらを下支えしているからで、各国ルールは異なりますが、主要な輸出先は満5年(60か月)、もしくは製造年から5年以内が一つの区切りのラインになりますので、実際には新車から57ヶ月位までに売却を決めた方が良いでしょう。

逆にリセールバリューが低い車種は新車ではなく、中古が狙い目で、高級車にも安く乗れる機会になります。

特に外車は初めの2、3年が値落ちが激しく(外車は新車値引きが大幅であることと、富裕層は車検前で乗り換える為)、年数の経過ごとに徐々に緩やかになるので途中から入って、修理費がかさむ前に売るのがお勧めです。

また、先ほどコンパクトカーを5年でリセール50%になると記しましたが、そうしたレンタカーで頻繁に見る車種は市場に台数が溢れているからか、リセールが悪い傾向にあります。

逆にGRヤリスやスイフトスポーツのようなスポーツカーは、コンパクトカーであっても、先に述べた『高リセールの共通点」に該当する為、リセールが良いです。


また、上記の輸出需要のある車が高いリセールバリューを有している理屈の逆で、海外需要が無い動力の車はリセールが悪いです。


具体的には

水素 < EV < PHEV < ハイブリッド < ガソリン

の順でリセールバリューは上がっていきます。
ちなみに冒頭で「5年でリセール30%にまで落ちる車種もある」と述べたのはEVの事です。

誤解の無いように述べておくと『海外需要が無い=国内流通=輸出されていない』という意味ではありません。
世界全体で需要が低いという話です。

巷のニュースで「ガソリン車はもう古い!欧米ではEVこそ人気!」とメディアが報じていますが、世界における実情はそうでは無いのです。
リセールバリューを知るとこうした真実も紐解けます。


このカテゴリーでは今後、具体的な車種別のリセールバリューの良し悪しの比較や、なるべく損をせずにコストを抑えて乗り換える出口戦略などを紹介していきます。

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