(2024年11月6日作成時の現行型が対象)
| トヨタ・RAV4(ラヴ4) | |||
| 室内高 | 荷室高 | 室内幅 | ベッド |
| 1230 | 845 | 1515 | 2100 |
※左から、室内高、荷室高、室内幅、ベッドスペースの参考値(単位mm)です。
全長 4610 mm x 全幅 1865 mm x 全高 1735 mm

友人所有のトヨタ・ラヴ4アドベンチャーでキャンプに行ってきました。
ラヴ4はアウトドア用カスタムパーツも豊富なSUV。
最低地上高はグレードによって違いますが、こちらはオフロードパッケージで210㎜と本格仕様。
特徴はラゲッジの大きさで、荷室容量580Lは同セグメントのSUVとしてはかなり広いと言えるでしょう。実際、かなりの量を積んでも余裕を感じました。
SUVの中でもリセールバリューもかなり高い部類で特にこのアドベンチャーはラヴ4の中でも最も高いグレードです。
気になる車中泊適性についてはベッドスペースの長さは約2100㎜とかなり長く、高身長の方でも困ることは無いでしょう。車のサイズも丁度良く、二人での車中泊も余裕です。
ただ、頭上空間については長所と欠点が混在。
まず、頭上空間が最も広いのは倒した後部座席と荷室の中間辺りで、天井まで89センチ程あります。
成人男性の平均身長の方の座高がおおよそ90センチなので、ほぼ背筋を伸ばして食事などの車内での活動が可能です。
一方で、倒した後部座席はフルフラットにはならず傾斜があります。
傾斜があれば、その部分の頭上空間はそれだけ狭まります。
倒した後部座席の先端の天井までのスペースは77センチと狭いことからも、その傾斜の大きさが分かります。
この77センチという数値はスバルのハッチバックワゴンであるレヴォーグと同じ数値であり、ラヴ4の見た目に反してワイド&ローのレヴォーグと同じというのはギャップを感じます。
ただ、シートは柔らかめだからか、後部座席の先端に座るとシートが沈んだ分だけ傾斜が和らぎ、天井まで82センチになります。
つまり、シートがフルフラットになっていれば、全体を通して最高値である89センチを駆使して、相当な快適空間が実現出来たはずなのですが、傾斜のせいでそれを活かし切れず、デッドスペースになる部分が増えてしまっているのです。
非常にもったいないですね。
また、フルフラットにしないと寝心地が悪くなります。
ですから、傾斜を解消させる為に低い所をかさ上げする必要がありますから、それだけ室内空間が犠牲になるのです。
アウトドアに使用されることも多いラヴ4ですから、なぜフルフラットシートを実現してくれなかったのか残念に思います。
ただ、2020年にトヨタの社会貢献推進部が車中泊に言及している記事もあることから、車中泊適性というのは単なるアウトドア利用だけではなく、災害対策にも関わることであり、トヨタでもフルフラットシート車種は増加していくと思っています。
最大限スペースを使う為に傾斜を解消させずに使用する手もありますが、RAV4の傾斜でそのまま寝ると、数時間後には、尻が滑って下流へと動いてしまい、膝が曲がったりします。
また、滑り下りることで、足の裏がいつのまにかバックドア裏に触れており、冬季は足のヒンヤリ感で起きてしまった経験が私自身あります。
これは傾斜のままで車中泊をしたことの無い人には分かりにくい点で、youtuberや自動車ジャーナリストの方が傾斜があるベッドスペースで長さが足りないので、対角を使うように斜めに寝そべって
「はい、これは車中泊出来ますね~。」
と安易に答えている様子を何度も見ましたが、実際に傾斜がある面で対角で眠ろうとすると、平衡感覚が狂い、相当寝心地が悪いです。
個人的には緊急時以外で、そのレイアウトで寝る気には到底なれません。
ラヴ4のまとめとしては、オフロードカスタムを施す方も多く、アウトドアSUVとして地位を築いていますが、車中泊適性に関しては、フルフラットで無い事が影響して寝心地や使えるスペースを犠牲にしている惜しい車です。
個人的感想によるトヨタ・ラヴ4の車中泊適性(5点満点中)
・・・4点
