車中泊を実際にしてみて盲点だった事というのはいくつかあって、その中の一つが
『まくらの選び方』
です。
どういう事かと言うと、車中泊で最も重要なのがベッドスペースの確保。
特に高身長の方にとっては、1センチも無駄に出来ないです。(理由は後述)
そんな中で、まくらというのは無駄なスペースが生まれてしまいがちなのです。
普段私が自宅で使用している枕の長さを測ってみると、縦は36センチありました。
そこに実際に頭を乗せて寝る態勢を取ってみると、頭頂部から枕の上側の端まで10センチ程ありました。これが無駄にしているデッドスペースです。

もしベッドスペースが1800㎜の車だったとして、身長が171センチだったとします。
当然、足を伸ばして寝られるものだと思ったら実際には寝られないのです。
なぜなら、枕を設置した場合、身長171センチ+無駄にしている10センチがあるため全長181センチ(1810㎜)ということになり、ベッドスペースより大きくなります。
さらに寝ている時の身長は『寝身長』(造語)と言って、身体測定の時の身長よりもつま先分、10センチ程度長いのです。
その理由は以下のリンクにてご覧ください。
車中泊に必要なベッドスペースの長さと身長の関係 (shatyuhaku-car.com)
つまり、お気に入り枕で足を伸ばして寝るには+20センチ必要となり、ベッドスペースが全然足りません。
車種によるのですが、ベッドスペースは1900㎜程度の物も多く、180センチ以上ある高身長の方にとって快適に寝られる車種は限られてきます。
ですから、枕に無駄なスペースを取られるわけにはいかないのです。
そうしたベッドスペースの節約が必要な場合、枕は縦の幅が狭いものを使用して下さい。
上で紹介した私が普段使いしている枕は36センチでしたが、これがテッシュボックス位の幅のコンパクトな枕ならどうでしょう。頭のサイズと同じ程度の幅なら、無駄になるスペースはほとんどありません。
理想は『まくら無し』で寝られるのなら、無駄になるスペースはゼロです。
同じく、畳んだタオルのように枕の代用品で寝られる方も無駄をゼロに出来ると思います。
中身がビーズで柔らかい枕も、多少形状を変えることが出来るので試してみても良いでしょう。
個人的な落としどころは、中身がストローで硬め、薄めの枕でした。
頭頂部から枕の端まで5センチ位は空いてますが、高さも出て熟睡出来ますし、そこに収まりました。
もしこれでダメなら・・・と思って買っていたのがダイソーで200か300円だった薄いクッション。

頭と同じ位の大きさで柔らかいので、ほぼデッドスペースはありません。高さもまあ私にとっては及第点で、これでも充分寝られました。
この辺りは個々の好みとベッドスペースの余裕との相談になります。
「枕は厚みがあって大きくないと寝られないタイプです・・・。」
という高級ホテル並の枕が必須な方は、ベッドスペースの広い車を選ぶしか無いですね。
(そもそも、そういうデリケートな方は車中泊とか嫌いだとは思いますが(笑))
もちろん、斜めに寝ることで距離を稼ぐことも出来ますが、二人で車中泊するならまっすぐ寝るしかありませんよね。
『大は小を兼ねる』
という言葉通り、大きい分には困らないので、車中泊も考慮して車選びをされる方は、あまりギリギリの寸法で考えない方が良いと思います。
今回紹介したように
「ディーラーで寸法を測ってみて自分の身長以上のスペースだったから寝られるだろう。」
と安易に考えて購入してしまうと、思わぬ落とし穴があります。
また、念のため実際に仰向けになって確かめる方はいるでしょうが、普段使っているお気に入りの枕を店舗に持ち込んでまで確かめる方はいませんよね(笑)
車中泊に使用する枕は、普段の枕と全く違う物になると思いますから、100均で200~300円位の物もあるので、色々と試してみて下さい。