現在、NHKのアニメ『チ。ー地球の運動についてー』が放送中。
(架空の)中世の宗教による弾圧がテーマなのですが、天体観測や美しい星達に魅せられた者達のストーリーであり、視聴者は思わず星を見たくなってしまうはず。
にわかな私もそんな一人なので、再度『星空鑑賞』について述べたいと思います。
さて、星空が綺麗な場所探しに便利なサイト『Light pollution map』(光害マップ)を以前紹介しました。(下記参照)
これは街の光を度合いで視覚化したもので、明るい場所と暗い場所が明確に分かるツール。
当然、暗い場所ほど星が綺麗に見えるわけですが、暗い場所ほど交通の便は悪く、山奥など道路自体が無い場所も多いので、暗さと交通のバランスが難しいところです。
また、標高が高いほど、空気が澄んで綺麗に見えます。
離島などの海の周辺は、上記で挙げた『暗さ』と『交通の便』を両立する場所が多いのですが『標高』がほぼゼロですから、ガスってしまう地域が多く、結果的にその暗さのメリットを活かし切れないのが欠点です。
また、同様に時期も重要で、真夏は湿気が高いので空気が澄んでいません。
空を見上げた時に、夏と冬で全く違うのは感覚的にお分かりになるはず。
これも悩ましい点であり、冬は標高の高い場所へ行こうとする程、積雪があって危険ですから、求められる車のスペックや運転者の技術が上がります。
逆に夏はそういう心配はいらない代わりに空気が澄んでいないわけです。
また、冬の方が明らかに晴れの日が多いのも悩ましいですね。
そして最後の条件は『月齢』です。
新月は月が全く無いので綺麗に星空が見え、満月は明るすぎて星が見えない・・・。
ここまでは誰もが知る所ですが、では月が何時に出て、何時に見えなくなるのか知っていますか?
月は夜の間ずっと出ているわけではありません。
月齢によって月の出ている時間は全く違います。
まずは月齢、つまり月の満ち欠けについてと、月の出と入りが分かるサイトをご紹介。下記をご参照下さい。
このサイトの中に『月齢カレンダー』があり、その名の通りカレンダー方式で月の満ち欠けが分かります。
そして同サイト内に『月出没計算』というページがあります。
毎日の月が出る時間と、沈む時間が記されています。
そのページを見た前提で無いと話が分かりづらいですが、月が出ている時間を簡潔に話すと
「新月から満月までは月の入り(月が沈む時間)がどんどん夜遅くなる」
「満月から新月までは月の出(月が出る時間)がどんどん夜遅くなる」
というのが原則。
例えば、新月は17時頃が月の入りで、その後、月齢10日程だと月の入りは夜中の2時頃。
つまり、新月のころは夜はずっと月が見えないが、月齢10日程だと夜中になってようやく月がいなくなるということで、普段起きている時間での星空鑑賞に向かないですね。
一方で月齢20日程の場合は月の出は23時頃で、月齢25日程だと月の出は夜中の3時頃。
つまり、普段起きている時間での星空鑑賞が可能となります。
よって星空鑑賞に向く月齢の結論は
「新月がベストだが、満月が過ぎて下弦の月から新月へ向かう時期も良し」
となります。
逆に新月後は、寝る時間まで月が居座るので、夜中にならないと星空鑑賞が出来ないわけです。
・・・ここまでの話をまとめると
①光害が少ない
②標高が高い
③交通の便が良い
④湿気が少ない
⑤月齢が適切
この5条件が綺麗な星空を見る為の重要な要素となります。
個人的におススメの具体的な場所は以前の記事(下記参照)に挙げました。
同時にインターネット上で星空スポットと言われているけど、実は大したこと無い場所もあると述べましたが、それについても上記の①②を照らし合わせてみれば、誰でもそれを判別出来るようになるはずです。
上記で挙げていないのが、車ではない手段を使って宿泊するパターン。
まずは長野県の千畳敷にある『中央アルプス・ホテル千畳敷』です。
なんと通年ロープウェイが運転しているので真冬の条件で、しかも標高が約2600m。
光害マップではclass3ですから暗さは及第点ですが、その他の条件が素晴らしいので綺麗な星空が望めますね。
上記は少し番外編でしたが、星空スポットを探す際に、道の駅が近くにあると便利でしょう。
道の駅があれば交通の便は良い場所ということになりますし、車中泊をすることも出来ます。
あとは光害マップと標高を目安に場所を選定し、標高によって行く季節を決めます。
最後に月齢カレンダーで細かい日程を調整し、天気予報を確認して出発しましょう!