今回はハイエースで実際に車中泊をされる方々の車内のレイアウトを目的別に見ていきましょう。
趣味に必要なアイテムを積載した物、長い車中泊生活に適応した物、多くの人数での車中泊に特化した物等「自分の希望を叶える車」としてハイエースは非常に優秀です。

ハイエースの基本的な車中泊能力については前回の記事を参照下さい。
トヨタ・ハイエースバンの車中泊解説・寸法・動画 | 車中泊・車比較サイト〜ねるくる〜
バイクを積んでベッドで車中泊
まず1つ目は、ハイエースにバイクを積んで車中泊される方の動画。
旅先でバイクに乗る・・・なんともロマンですね。
これを参考にされれば自転車でも同様の積載が可能でしょうし、前輪をワンタッチで外せるスポーツタイプなら2台積むことも可能なのでは無いでしょうか。
この方が積んでいるバイクはホンダ・モンキーでノーマル仕様なら全長1365㎜ですから、ハイエースの室内幅1520㎜(※グレードにより異なる)には余裕で収まる計算になりますね。
横向きに積むことで、ベッドまで用意出来るのがハイエースのすごい所です。
ハイエースのリアドアから前席後までのスペースはグレードや仕様によるものの、約250~300センチです。
モンキーや自転車の全幅はおおよそ60センチですから、蓋のように取り外し出来るタイプのベッドキットだとバイクの昇降作業に必要な余裕スペースは無視出来るので、単純計算で250-60で190センチのベッドが確保出来ることになります。
大人二人で車中泊しつつ、自転車二台を積んで旅先でサイクリングだとか、地方の林道をバイクで走るなど、車両を乗り換えて、よりディープな場所まで楽しめるのは魅力的。
そうした趣味で使う物を積載する参考になるはずです。
夫婦二人で長期車上生活の旅
続いては夫婦で何年も車中泊旅を続けるyoutuberの方の動画。
何年も車中泊を続けるには、車内の居住快適性が何より重要になりますし、加えて着替えなど荷物が増えがちなので、必要な物、不要な物の取捨選択が非常にシビアになってきます。
そうした車中泊生活のお手本としてご覧下さい。
車内で調理をしている事もありますが、ベッドスペースと家電、洋服などごく基本的な装備ですね。
流し付きのキッチンだとか、二段ベッドのような大規模な変更は行わず、なるべく快適に広く使えることを意識されているように感じました。
二人で寝るスペースを確保しなければならないこともあり、余るスペースは少ないはずですが、車内がごちゃごちゃしてストレスになってしまっては、長期の車中泊生活は成り立たないので、ある程度荷物の量を制限し、特に頭上空間について圧迫しないよう気を付けているように見えます。
長期生活だと、着替えや洗濯物などだけでも結構なスペースを取るでしょうが、その中でも整理整頓と不要な物を置かない・・・こうした基本的な事をしっかり遵守することが快適な居住性を保つ秘訣でしょうか。
また「たまにはホテルに泊まっている」とも発言されていたので、そうやってストレスのガス抜きを適宜行い、メンタルヘルスもうまく管理されているようです。
この辺りは、さすがプロの車中泊youtuberだなと感心しました。
4人家族で車中泊するには
3つ目は家族4人で車中泊が可能な寝る為に特化されたカスタム。
当然ですが非常にシンプルにフルフラットスペースを作り、それを一部2段にすることで実現されています。
もっと、棺桶状態になるストレスフルな様子を想像していたのですが、実際には非常にスッキリしていて、現実的に使用可能どころか、充分快適な出来栄えに感じました。
縦に二人寝るところは約2.3mの長さで、その辺りは想像通りなのですが、なんと二段ベッド上段部分には横に二人寝られるとのこと。
しかも、その長さが約180センチ確保されているということで、これならば身長170センチ程度の方までならば、足を伸ばして寝られます。
なぜ180センチのスペースで身長170センチまでしか対応出来ないかは下記リンクをご覧下さい。
上段ベッドの長さが横向きで180センチとして、その幅についてはホームページでも今一つ分からなかったのですが、予測値としてはリアタイヤから後の部分なので大体100センチ程はあると思われます。
身長170センチの方まで対応出来れば、多くの場合、大人の女性二人が寝る事が可能だと思われますから、友人同士や、ある程度大きくなった子供二人などが加わっても、しっかり4人で車中泊が可能という事ですね。
芸能人のお忍び車中泊は
最後はお笑い芸人のインパルス板倉さんのハイエース車中泊の様子。
芸能人が一度だけチャレンジした・・・という類の物ではなく、愛車で頻繁に一人旅を楽しんでいるガチ勢です。
芸能人という立場上、人目を忍んで旅をしないといけないわけで、旅館などで仲居さん達にヒソヒソ言われるのも気になるでしょうし、人目を気にせず、好きな場所へ行ってそこで快適に寝られる車中泊はこういう方にも重宝されるのですね。
ちなみに動画では全然面白いことを言わないです(笑)
お笑い芸人としての板倉さんではなく、オフの素の板倉さんの旅の様子なのでバラエティの動画ではありません。
板倉さんはソロ車中泊ということで、車内スペースについて、あまりシビアにならなくても好きな物を積める余裕があり、実際荷物が多くあります。
簡易的なキッチンで手洗い器等も搭載していますが、カッコいい本格的なキャンピングカー仕様のそれではなく、単に家電等を車内に持ち込んだのみのキッチンです。
一見、見た目は素朴なものの、このやり方は趣味嗜好の変化に柔軟に車内を対応させることが出来るので個人的には推奨している方法です。
・・・皆さん思い思いのカスタムを施して趣味を楽しんでおり、冒頭で述べた通り、その人の希望に合わせて何でも対応出来るハイエースこそ車中泊に最適な車ですね。
これ以上の設備を望むならキャンピングカーしかないわけですが、金銭面や普段使いの快適性などを総合的に見た時にハイエースに勝る車中泊が可能な車は無いと思います。