同車種ガソリンとハイブリッドのリセール差比較【どちらが得】

2025年5月25日

前回、前々回と各動力によるリセールの違いを説明しました。
ガソリン、ハイブリッド、ディーゼル、EVなど、それぞれに傾向があり、ガソリンモデルのリセールが高年式では秀でていると結論付けました。

今回は同じ車種でガソリンモデルとハイブリッドモデルを比較して、両者にどの程度の差があるのかを見ていきましょう。

まずはレクサスNXの1年落ちから10年落ち(1年1万キロ走行)までのリセールをグラフにした物です。
※目安として捉えて下さい。

まず1年目に大きな差が発生しています。
ガソリンに対してハイブリッドの方が大きく値を下げています。

5年落ちで両者ガクッと落ちているのはフルモデルチェンジの影響かと思われます。
ちなみに私が当時調べたハイブリッドの現行と型落ちでは、同じ年式でも販売価格に100万円近くの差が出ていました。(フルモデルチェンジの年は新旧両方が混在する。)

これはレクサスNXが高級車で元の価格が高いからというのが一番の要因でしょうが、それにしても単純に考えて買取価格にも100万円の差が出てくるのは驚きですよね。

ただ、新型NXが出た当時は受注停止で中々買えない事情もあって、プレミア気味だったことも拍車を掛けていたかも知れません。


1年落ち以降両者のリセール差は開くことも縮まることも無く、そのまま平行しているように見えます。
9年落ちあたりから両者の差が収束に向かっているように見えるものの、基本的にはガソリンモデルが優勢。

具体的にはガソリンモデルの方が大体8%程度の優位があります。
ハイブリッドの方が販売価格がガソリンモデルより約60万円高いにもかかわらず、リセールはハイブリッドの方が安いわけですから、トータルコストの差は燃費の違い程度では埋まらないように思います。




続いてトヨタのハリアーです。

こちらも上記と同じく1年目にハイブリッドの方が値下げが大きく、その差がついてから5年落ちまでは平行線。
そして、5年落ちの年がフルモデルチェンジで6年落ちのガソリンは急落しています。

型落ちになったのと同時にガソリンとハイブリッドの差が埋まり、ほぼ同じペースでリセールが落ちて行っていますね。

大体両者のリセール差は5~6%程で、元々の販売価格の差は約60万円程あります。
こちらもNX同様に燃費の差では補えない位、トータルコストでは差が広がりそうです。


5年落ちまではガソリン車は海外需要による下支えで高値をキープしていたものの、そのボーナスタイムが終わって、かつフルモデルチェンジの影響で急落したと思われます。

先ほどのレクサスNXでは両方共に急落していましたが、ハリアーは様子が違います。
よく見ると、ハリアーハイブリッドはフルモデルチェンジして型落ちになっても下落が少ない様子。

これ以上は推測でしか無いですが、調べた時点での車両が単純に状態が良かったのかも知れませんし、輸出需要というのは特定の車種の特定の動力に集中する『指名買い』もあるので、そうした安価になったハイブリッドのハリアーを好んで輸入している国があるのかも知れません。



大筋ではリセールバリューは『ガソリン>ハイブリッド』の図式で間違い無いのですが、そうした輸出先の『指名買い』によってハイブリッドの方が高いリセールになる車種や、本来不人気のセダンが5年落ちでリセールが100%近くにまでなる、まるでバグのようなケースもあります。

ちなみに上記のセダンはトヨタ・プレミオの事でバングラディッシュが『指名買い』していたようです。(現在は販売終了。)


このように世界中に輸出されている日本の中古車ですが、特定の国の需要によってリセールが通常では考えられないレベルに跳ね上がることがあります。

以前記事にした為替レートによっても影響を受けますし、輸出先の国の規制が変わったり、指名買いで説明したように特定の国のユーザーが何に『ハマる』かは誰にも分かりませんから、予測出来ない要素も多いです。

だからこそ、リセールバリューのデータは普遍的なものでは無く時々刻々と変わるものですし、思わぬ買い時と売り時が生まれることもあり、そうした『金脈』が発見されると買取業者の界隈もザワつく事があります。


ちなみにハイブリッドの方がガソリンよりリセールが良い車種というのもいくつかあるので、それはまた別の機会に記事にしたいと思います。

なぜハイブリッドよりガソリン車のリセールが高いのか【輸出需要】 | 車中泊・車比較サイト〜ねるくる〜


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