車を高く売るには適正な買取相場を知ること【業者に騙されない方法】

今回は三部作の最後となります。

【車の売り方】車買取業者に安く買い取られてしまう例【交渉失敗】

高額査定を出す車買取業者の見分け方【車の売り方】

前回「オートオークションに出品する買取相場」と「自社で販売する買取相場」は違うという話をしました。

出張査定で数社一斉に査定価格を開示させた場合でも、後者は前者が出した範疇を超えて、一段階上の抜けた高額査定を出すことがしばしばあります。

一般に「買取相場」というのは「オートオークションに出品する買取相場」です。

これは流通する中古車の大半はオークションを経由するからで、買い取ってもらうユーザーとすれば、オークションという中間業者を介さずに『自社で販売する業者』に直接買い取ってもらう事が最も高額が期待出来るわけですから、ここではそれを前提に『適正な買取相場』としてお話していきたいと思います。


では具体的にどうやって買取相場を算出するかというと、カーセンサーなどのポータルサイトで、自分の車と同じ年式、距離、色、オプション、傷・評価点(後述)、販売店、保証などで検索するのです。

販売店と保証については、例えば各社の認定中古車だと1割ほど高い金額設定になりますから、それを基準にしてはいけません。

ただし、消耗品の交換を行っていたり、保証が手厚かったりなど、相応のコストが掛かっているので、認定中古車が割高という意味ではありません。

これで自分の車の市場価格が分かれば、あとは業者の上乗せ額から逆算します。

上乗せされた金額は最低でも20万円か、車両の1割かの高い方が目安です。

つまり、市場価格100万の車なら上乗せが20万だから80万円が買取相場の上限。

300万の車なら上乗せが30万だから270万が上限。

500万の車なら50万円が上乗せだから450万が上限…といった具合です。

これらはあくまで目安で、外車のように買い取った後に整備費用が高額になる場合や、在庫リスクがある場合には1割ではなく2割上乗せの場合もあります。





私の考える『最低20万円上乗せ』の理屈だと、店頭で20万円程で売っている車は、元々は廃車同然で0円~1万円などで引き取った車両という事になります。

しかし、世の中には5万円だとか10万円で販売されている中古車も存在しますから、上記と計算が合わなくなります。

そうした車はスーパーマーケットで10円で特売されている野菜や卵のような物で、利益度外視の目玉商品であって通常の商品では無いと思います。

中古車探しではポータルサイトを使うのが当たり前の時代なので、条件検索を掛ける時に『安い順』でいかに自分の店舗を早く表示させて宣伝効果を得るかという戦略の一つなのです。

目玉商品に選ばれる車が、純粋な掘り出し物なのか大きな瑕疵がある車なのか、何かしらの追加費用が発生する(車検切れ、整備必須等)ものなのかは分かりませんが、いずれにせよ、買取0円でも店頭で20万円以上が適正価格だと思っているので、それ以下の値段が付けられたケースは、様々な意味で特殊な車両の可能性が高いと私は認識しています。(※個人的な見解です)




適正価格を知る他の方法として、オートオークションの参加資格を持つYouTuberやウェブサイト運営者が、独自にオークション落札相場を教えてくれるサービスもあるので、その方が簡単ではあります。

ただ、そうした方が査定してくれるのは車の年式、距離、色、オプション程度であり正確ではありません。

上記で挙げた傷の大きさ、量などによって評価点が変わってくる事についてはあまり考慮されていないわけです。

もちろん、その概算でも充分すぎる有益な情報ではありますが、もう少し精査していくのであれば、評価点について追及しても良いでしょう。

評価点というのは、外装、内装それぞれの採点で、本来はオートオークションで使われるものですが、中古車ポータルサイトが調査した評価点が記載されている車がありますので、自分の車と比較する参考になります。


もちろん評価点の査定がされていない車も掲載されています。
そうすると画像でしか判断出来ないので思わぬ瑕疵があるかも知れませんが、もしそうした中古車を購入する際には、それを現地の実車にて自分自身で見抜かないといけないので注意が必要です。

逆にレクサスCPO(認定中古車)は中古車ポータルサイトが傷として認定しなかったような小さな物でも明記していたり、かなり厳しく査定しており、加えて事前に消耗品の交換を実施するなど、信頼性と引き換えに販売価格が高く設定されています。
当然、これも買取業者への売却前提ならば、市場価格の基準にしてはいけません。


評価点の判定基準はある程度決まっているようですが、査定員やオークション会場によっても多少のブレや意図的な甘さ等もある模様・・・。

ご自分で採点する場合には下記のサイトをご参考下さい。

オークション評価点の見方





評価点まで自分で分かると、かなり正確に市場価格を把握することが出来るので、既述の上乗せ分を差し引いて、より正確に買取価格の上限金額も分かるというわけです。

この上限金額を目標に買取業者からの高額査定を引き出したいですね。
もちろん多少の妥協で落としどころが必要になることもあるでしょうし、前回書いたような『既に買い手が決まっている指名買い』ならば、更に高額になることも稀にあります。

あとは機会の問題なので「この業者が高い」と決めつけずに、希望に達しないなら、なるべく多くの業者に見てもらうべきです。

もちろん、そこは手間とお金のバランスの話なので、売却価格が100万の車を130万に3割アップさせるのと、400万を520万円にするのとでは、同じ上げ幅でも金額が大きく異なるため、どれだけそこに労力を割くかのモチベーションは変わってくるでしょう。



3回に渡って『車を高く売る方法』を書いてきましたが、結局の所、買取業者に買い叩かれないようにする為には『適正な買取価格』を知ることから始まります。

これがブラックボックスになっている事が、業者が隙あらば安く買い取ろうとしてくる原因であり、違法でも無い限りは「知らない方が悪い」と言わったらそれまでです。
だからこそ、我々ユーザー側がその相場をしっかりと把握しておくべきだと思います。



相場を把握した上で、前回説明したように、買い取った車をオートオークションに出すケースの方が多いため、より高額査定が期待出来る『自社でその車を販売する業者』を探すこと。

この2つが揃う事で満足いく高額での車売却が可能になると思います。

【ねるくる方式】買取業者と交渉せずに車を高く売る方法

【ねるくる方式】

◆買取業者と交渉せずに車を高く売る方法◆
…車の売却で買取業者との交渉は非常に疲れます。押しが強かったり、言葉巧みに買い叩こうとしてくる為、苦手な方も多いのでは。
私が考案する買取業者と接せずに高値を狙う方法をご紹介します。

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