先日、abemaのニュースで『迷惑車中泊』が報道されていました。
駐車場でテントを張って、屋根の下でテーブルを広げ、地域情報を案内する室内でコンロで調理、更には盗電して充電・・・。とにかく、やりたい放題の模様。
道の駅を無料のキャンプ場と勘違いしている人たちというのは、とにかく何をやっても良いと思っているので、こういう人種の方には注意書きの看板等では対策になりません。
性善説に基づいて、地域情報の案内を行う館内を24時間開放してくれたりするわけですが、こういう事態になってしまうと、どんどんルールが厳しくなってしまうでしょうね。
これらのマナー違反、迷惑行為、不法行為は夕方17時位には閉館してしまう道の駅の夜間に主に起きていることだと思われ、つまりは
「管理者がいないから、何をやっても良い」
という順法精神の低い人間の発想なのです。
現行でも『RVパーク』で有料客を優遇する仕組みはありますが、道の駅のほとんどを占める無料利用客が酷すぎて施設側のコスト増加が抑えられません。
個人的な見解としては、道の駅は夜間の駐車料金をしっかり徴収して、その財源で監視カメラ等のセキュリティの強化が必要だと思っています。(昼は購入額により無料時間を増やすスーパーマーケットのような仕組みを導入)
まず、駐車料金の徴収ですが、無料と有料で客層は明らかに変わります。
無料のキャンプ場と有料のキャンプ場もそうですし、ファミリーレストランでも客単価1000~2000円のガ●トと、レッドロブスターのような夜の客単価が5000~10000円では客層は全く違います。
例えば、安いお店では小さな子供が机の上に立ったり、店内を走り回って喚いたりという光景を良く目にしますが、単価が上がると、小さい子供までもお行儀が良いです。(そういう教育を受けているのか、親がきちんとコントロールしているからでしょう。)
もちろん、どちらも真逆の客に遭遇することもあるでしょうし、高いお店でも嫌な気持ちにされた事はありますが、それでもそれが起きる確率が全く違うわけです。
つまり、料金を徴収することで、住所不定の車上生活者のような者や迷惑客を遠ざける効果はあります。
また、徴収した財源でセキュリティを上げる為に全国の道の駅で監視カメラを設置し、一括で遠隔の監視警備を行い、警備側がAI検知で異常行為を発見、もしくは利用客からの通報により、遠隔の拡声器で迷惑行為を止めるよう注意を行う。
それでも解決しない場合は警備員や警察に出動してもらう・・・というのが私の考えです。
これにより、道の駅の治安レベルは間違いなく向上する為、キャンプ行為はもちろん、火気使用の火災、暴走族のたむろ、車上荒らし、女性利用者へのつきまといなど、現在確認されている多くの迷惑行為の抑止になります。
そして、それは無料利用という現状の道の駅の仕組みでは不可能だと思います。
また、問題的の一つとして、私の案の一括警備は特性上、現在のように『道の駅によってローカルルールが違う』では運用出来ませんので、管轄の国土交通省がきちんと道の駅のガイドラインを制定する必要があります。
『車中泊は禁止なのか否か』(下記にリンクあり)という記事を以前に書きましたが、どうもグレーゾーンが多いというか国交省が積極的に関与しようとしない点や、自治体の現場判断に任せている節があります。
ローカルルールが多岐に渡る程、利用者の混乱を招く原因になりますし、道の駅もそろそろ成熟期に入るころであり、その辺りの共通ルールの制定を行っても良いのではないでしょうか。
「道の駅は眠さに耐えるドライバーへの安全装置だろ」
「物流を支える人たちの負担を増やすな」
という声も理解できますが、結局マナー違反者の暴挙が、日本の優良なサービスを壊すんですよ。
不要不急の119番通報と救急車出動が相次いだことで、従来のサービスが崩壊寸前となったある地方自治体が救急車を有料にすると発表したニュースが記憶に新しいですが、日本人が思い描く行政サービス維持は現在の国力では不可能になりつつあります。
同様にマナー違反者の増加は道の駅の運営を難しくしてしまっています。
冒頭のマナー違反以外にも、キャンプ道具を水道で洗う、洗面台で洗髪など無法地帯となった道の駅はじきに崩壊してしまうでしょう。
だからこそ、有料化、セキュリティ強化、更には将来的には免許証を入場時にかざす制度などで、言葉は奇妙ですが『性善説を強制する』ようなシステムを作って効率化を図ることで、これからも変わらずに日本の素晴らしさ、暮らしやすさが続くように管理者、利用者共に協力していくことが必要だと思います。