実際に車中泊を経験して分かることも多いです。想定と違うこともしばしば・・・。夏と冬の車中泊の体験談も含めて、最低限必要なアイテムをランキング形式で、車中泊の快適さ、災害時の利用なども兼ねて説明していきたいと思います。
=目次=(クリックで見たい場所まで飛びます)
1位:フルフラットにするクッション等
2位:寝袋
3位:マットレス
4位:ポータブルバッテリー
5位:電気毛布、電気あんか
6位:車用網戸、防虫ネット
7位:サーキュレーター
8位:蚊取り線香
9位:日よけ、サンシェード、カーテン
10位:耳栓
車中泊に絶対必要な物、第1位はこちらです。寝袋でもなければ、マットレスでもありません。タイトルは、つまり『寝る為のスペースを出来るだけ水平に加工する物』ということです。
レジャーでの車中泊をする上で私は何より重要だと思っていますが、巷の雑誌や動画サイトでは車中で少し寝そべっただけで、実際に一晩泊まることなく「これは寝れますね~。車中泊出来ますね~。」と安易に判断されるのをしばしば見かけます。
しかし実際には個人差はありますが、フルフラット(ここでは水平のベッドスペースという意味で使用しています)に近い状態でなければ長時間の睡眠は難しいです。逆勾配で頭が下になると、血がのぼって気持ちが悪くなってしまったり、逆に足が下がりすぎるとエコノミークラス症候群の症状が出る可能性も否めません。
私の体験談ですが、腰の位置が頭よりも僅かに高い状態で眠ろうとしたところ、初めは何の問題も無かったのですが、30分ほど経つと徐々に頭に血がのぼり、少し気持ちが悪くなってしまいました。その位、頭側が下になる状態は車中泊としてNG行為ですのでご注意下さい。
逆に頭が上で足が下ならば、そうしたことは起きないのですが、10度程度の傾斜でも長時間寝ていると寝袋のツルツル滑る素材の上だったからか、ゆっくりと下側へとお尻がずれて行き、リアハッチに足が着いて膝を曲げた状態で起きてしまいました。やはり熟睡するにはフルフラットは大切です。
では、どのようにしてフルフラットを実現するかですが、車種により千差万別とはいえ、ベッドスペースには大きく分けて二つのパターンがあります。
・後部座席を倒してベッドスペースにするタイプ
・上記に加えて前席も倒してベッドスペースにするタイプ(軽自動車等)
後部座席を倒すだけのタイプは緩い傾斜があるのみなので是正し易いです。純正のディーラーオプションで設定がある場合や、車種専用のベッドキットを購入するのが一番簡単です。
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自身で工夫するなら『段差解消クッション』などの名前で売られている三角形のクッションで後部座席と荷室の段差部分を埋めます。これだけで足りない場合はホームセンターに売っているジョイントマット(パズル状のマット)を重ねて、それを一枚ずつずらして斜め設置することで傾斜にフィットさせる方法もあります。ジョイントマットはハサミで切って加工が出来るのでDIY知識の無い方でも簡単。
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前席も倒して使用するタイプは大抵凸凹が多く、ベッドスペースが波打っており、是正が難しいです。車種専用のベッドキットを購入するのが最もスマートかと思いますが、上記と同じく『段差解消クッション』で段差を埋めていく方法もあります。ただし、難易度は高め。素直にベッドキット購入をお勧めします。
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このようにフルフラットを実現するのは、中々骨が折れる作業です。逆に言えば初めからフルフラット(もしくは、ほぼフラット)のベッドスペースを確保している車種は、大変車中泊適性が高いと言えます。
逆に軽自動車のほとんどは前席も倒してベッドスペースに利用するタイプなので、それなりに準備が必要になります。重要な要素ゆえ長文になってしまったので、また別のページにて補足説明やフルフラットが標準の車種の紹介等を行いたいと思います。
夏季ならば不要ですが、春・秋でも夜は必須アイテムになりますから、寝袋(シュラフ)を2位としました。例えば災害や大雪で立ち往生等、緊急時に車中泊することを想定した場合、マットレスが無くても寝られないことは無いですが、(ガソリンが有限だとしたら)防寒具が無いと寝ることは不可能です。災害対策として、もしも何か1つだけ車に常備しておくなら寝袋というわけです。
避難所で過ごす際にも軽くてコンパクトに収まる寝袋は持ち運び易さもあり、車中泊用途以外でも活躍する防災グッズの側面もあるため、買っておいて損は無いと思います。寝袋の素材は2種類あり、ポリエステルかダウン。化繊は保温力に劣るため、春・秋用はともかく冬用はとにかく大きいです。まともな保温力がある物は重さが2キロを超える場合もあります。
一方、ダウンは1キロ程度と軽い上に、袋に入れるとかなり小さくなります。ただし、値段が高いです。持ち物が制限される登山やキャンプならともかく、車中泊の場合は車で運ぶだけですから私はポリエステルの物を使っています。ダウンに劣る保温力も、併用する電気毛布を寝袋内に仕込めば、同等以上に温かいですし、ダウンに比べて汚した時に洗い易いです。
【ダウン】〇軽い 〇小さい 〇温い ×高い ×洗い難
【ポリエステル】×重い ×大きい △普通 〇安い 〇洗い良
既述の通り、電気毛布を寝袋内で使用すればダウンと変わらないかそれ以上に温かいのでポリエステルの中で最も温かいクラスの物を私は選びました。
形はマミー型や卵型は肩や足の身動きがとりづらく窮屈なので、より布団と同じ感覚で使える封筒型を選択。封筒型の方が電気毛布と形状が合っているので、寝袋内でのフィット感も良好です。(マミー型のように細いと中で毛布が上手く広がらず、クシャッとして気持ちが悪いです。)
ちなみに私と妻が使っているのはこちら。
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キャプテンスタッグのエクスギア1200です。ダウンの寝袋の半額以下だと思います。
封筒の状態からジップを開くと二倍の大きさの掛布団にすることが出来るので、冬以外の春・秋はこれ一つで二人分まかなえます。
面白いのがこの商品は同じ物をジッパーで二つ連結して、一つの大きな寝袋にすることも出来ます。ダブルベッド用の布団の感覚で、これならば夫婦+子供の3人でも使用出来そうです。

また、内側に取り外し出来るフリースが付いており、温かく手触りも良いです。
妻は私より暑がりで、かつ寒がりという、わがままボディの持ち主なので、同じ寝袋を使用していても私は封筒のまま、妻は温度調節がしやすいようジップを開いて足を横へ投げ出したり、布団と同じ使用方法。使い方に多様性があり、温度調節もし易い構造なので、非常に満足度が高いです。
続いてはマットレス。厚みは基本的にあればあるほど寝心地は良いですが、当然厚くなるほど頭上スペースを圧迫していくので注意が必要です。某家具屋の安いマット等は薄い上に柔らかいので、個人差はありますが私は床の固さを感じてしまい合いませんでした。専用のベッドキット等で事前に床にクッション性を持たせてあれば、ちょうど良い固さになるかも知れません。
また『インフレーターマット』と呼ばれる、簡単に言えば空気を入れるエアーマットは寝心地は良いのですが、設置に時間が掛かるのが欠点です。
具体的に言うと、例えば夫婦2人で道の駅で車中泊しようと夜に到着。そこから前の座席を前方に倒したり、後部座席との隙間を埋めるなどしてから、インフレーターマットを設置し空気を入れるわけです。
(事前に空気を入れてパンパンにして設置してしまうと、運転席が前すぎて運転出来ない。)
自然に空気が入るタイプは時間が掛かるし、電動の空気入れを装着するタイプは夜間だと音が周囲の迷惑になる場合もあります。
ですから、インフレーターマットは一人旅で助手席側に前もってマットを設置出来る方や、2人での車中泊ならば日中のうちに余裕をもって現地に到着出来る方向けです。
もちろん、インフレーターマットでも長さを抑えた物や、事前設置しても運転出来るほど、大きなベッドスペースを確保出来る車種もありますので、あくまでケースバイケースです。
残念ながら、私の愛車は運転中に設置しておくことが出来ない車種でした。そこで『6つ折りの低反発マットレス』を購入しました。シューズメーカーとして有名なアキレスなので、靴底や中敷き部分のノウハウがあるのでしょう。安価ですが出来は良かったです。
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実際の使用方法は、家を出る前に後部座席を倒して6つ折りマットレスの4つ目まで開いておきます。現地到着後、前の座席を前方に動かし、マットレスの畳んである部分を広げて設置完了。ベッド作成は5分以内で、窓にカーテンをつければ合計10分以内に寝る準備は完了します。(寝袋も初めから出しています)

私も妻も働いているので都合上、仕事終わりの夜に移動して、夜中に現地到着し車中泊。翌日遊ぶ・・・といったパターンが多いので、到着後はさっさと寝たいのです。そういう方には設置時間が圧倒的に早い、3つ折りや6つ折りのマットレスがおすすめ。6つ折りの方が当然収納した際にコンパクトになります。

(収納するとこのようになります。荷室を圧迫しないので昼寝用や災害用に積んだままでも問題ありません。)
更に6つ折りが便利な特徴として「長さの調節がしやすいのでベッドスペースにフィットさせるのが簡単」という事。つまり、2100mmのマットレスを1900mmのベッドスペースにどうやってフィットさせるか?という問題が起きた時に、6つ折りならば5つまで伸ばして、余った分は足元で畳んだままにする・・・という使い方が出来るのです。(少しの寸法のズレはぎゅっと押し込んでしまえば大丈夫です。)
欠点は厚みの薄さを補うために強めの低反発でやや固さがあること。(商品によりますが、私が使用の物の場合。)それでも何も問題なく眠れるのですが、キャンプで使うEVAフォームマットを上に敷いて更に寝心地を向上させています。冬は底冷えを防ぐ断熱効果も高いので尚良いです。
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この商品もキャプテンスタッグで薄い、軽い、温かいとコスパは良いです。ちなみにこのキャンプのEVAフォームマットのみで寝られるかといえば、薄いので長時間は無理ですね。コンパクトに収まるので車に積んでおいて昼寝や緊急時に使うというのはありかも知れません。
2位の寝袋と併せて、マットレスは車中泊以外でも自宅に友人が泊まりに来た際や、私がインフルエンザに罹って夫婦別室で寝る際などにも活躍します。客用布団一式を用意するより、かなり省スペースに納まるので狭い我が家には最適(涙)。
電源の確保です。これさえあれば、携帯電話の充電はもちろん、電気毛布、サーキュレーターなど100Vコンセントを使用する家電製品の使用が可能になります。また、防災グッズとしても優秀で、台風の停電時や、災害時にも電源が確保出来るのは安心感があります。
もちろん、キャンプ等のアウトドアでも手軽に持ち運び出来る物なので汎用性が高いです。
容量の大きいタイプの物を購入すれば電力の消費を大きい電子レンジなども使用出来ますが、私は車中泊で調理等は行わないので購入したのはコンパクトな物(後述)。
充電は自宅のコンセントか車内の12Vシガーソケットから行います。(太陽光充電は後述)走行中に12V電源から充電すれば、旅をしながらでも使用を続けられますし、パススルーという充電しながら同時にポータブルバッテリーで機器を使用するという方式もメーカーが可能だとしています。
私が購入したのは容量がおよそ400Whの物。消費電力が100Whの家電を4時間使えるという計算になります。消費電力は『5位:電気毛布、電気あんか』で紹介しますが、10時間電気毛布を使っても60W程度です。夫婦で2枚使っても、翌朝ちょうど70%バッテリーは残っている計算になりますね。(外気温度により増減はします)
ですから、この容量でもまだまだ他の機器も使うことが出来るのです。
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私が購入した上記の『ジャクリ ポータブル電源400』は瞬間の消費電力が200Whまでで、600Wh以上必要になる電子レンジやストーブ、ドライヤーの温風等は使えません。
使い方によって必要な容量は異なるでしょうし、物理的な大きさと値段も比例するので要比較ですね。

12V電源一つ、USBが二つ、100V電源が一つ。電気毛布を2つ使ったりもするので3口コンセントに増設しています。瞬間最大消費電力が200Wで超えると作動しないだけなので、電気毛布程度ならば『タコ足』の危険は無いです。(この3口コンセントは1500Wまで)
このジャクリのポータブルバッテリーには様々なオプションが存在し、太陽光で発電出来る太陽光パネルや、車のバッテリー上がり時に使用するジャンプスターターなどが購入出来ます。
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太陽光発電については導入コストに対して、コンセントから充電する電気代を回収できる程ではないと思っているので、単純なコストを考えるなら購入する必要は全くありません。
ただ、長旅やキャンプ、災害時などで充電機会を増やしたい、災害時に使用する方にとってはかなり便利なオプションですね。当たり前ですが、電気の無い場所で発電出来るのは付加価値が高いです。
また、車中泊以外だと、私はドラレコの駐車監視をこのポータブルバッテリーから取っています。車のバッテリー上がりを心配することなく使えますし、1週間以上警戒し続けてくれるので面倒もありません。
他にも、シートヒーターが無い座席に電気座布団や電気毛布を使ったり、足が冷える人に電気スリッパを使用したり等、100V電源から使用する物はUSBを電源とする物よりも圧倒的に電圧が違うので、その温かさやスピードも段違いですね。
最後に大容量タイプの物も紹介。これは電子レンジやIHクッキングヒーター、電気湯沸かし器のように消費電力が高い家電でも使用可能。温かい食べ物が食べられるのは便利ですし、旅先で湯を沸かしてコーヒーを淹れたりするのは憧れがありますね(笑)
道の駅の敷地内ではガスコンロなどの火器は使用禁止である場合が多いですし、車内では一酸化炭素中毒の危険性もありますから、そうした安全性、利便性という面でも火を使わずに調理出来るポータブルバッテリーは車中泊にて重宝するアイテムです。時折、道の駅での車中泊とキャンプを混同される方がいますが、ルール含めて全くの別物ですので注意が必要です。
冬の車中泊では必需品です。寝袋の中に入れて使うと消費電力が少なく、かつ温かいので重宝します。『電気毛布』は一人用で大体最大で40Wh位ですが、常時40Whで稼働しているわけではなく、本体が温まると1Wh程度になります。
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具体的にはこの商品を真冬に布団の中に仕込んだ状態で出力は『中と弱の間』で10時間使った場合の消費電力は以下の通り。

10時間の累計で60Wでした。つまり4位で挙げた400Whのポータブルバッテリーならば十分な時間使用できますね。自宅室内と車内で気温に違いはあると思いますが、目安になると思います。車中泊の際には私と妻とで計2枚を同時使用しましたが、翌朝起きてもポータブルバッテリーの残量は6割以上ありましたね。
使い方のコツは冒頭でお話したように寝袋内に仕込んでおくことで、使い捨てカイロと同じで空気中に出してしまうと温かさを感じませんし、電気毛布本体も冷やすまいと温める力が必要になるため、最大消費電力で稼働してしまうので、ポータブルバッテリーの電力消費も激しいです。
また、車中泊する際には私は現地到着後にすぐに寝るので、運転中から電源を入れて寝袋内を温めています。運転中はポータブルバッテリーに充電もされるので残量を無駄にすることはありませんし、寝袋内が十分に温まっていると、実際に車中泊を開始してからの消費電力も少なく済みます。
電気毛布と電気あんかの使い分けですが、車種によりますが、冬にリアハッチすぐそばに足を置くと、いくら寝袋越しであっても足先は外気の影響で冷えてしまうのです。
体が温かくても足先が冷たいだけで寒気のストレスはかなりあり、寝付けなくなるので膝を丸めてリアハッチから足を離すしか回避方法がありません。室内に余裕があればいいですが、2人で寝ている場合、丸くなって寝る横幅のスペースが無い場合もあります。
また、寝袋がマミー型だと体を丸めて寝る態勢がとりづらい方もいるはずです。そうした身動きのし易さの面でも、私が使っている封筒型は布団のように中で丸くなれるので、寝相が悪い方にもお勧めしています(笑)
足元の寒さについてですが、これは経験上、弱~中程度の出力の電気毛布ではその冷気を解消出来ないので、電気毛布を強にしたこともありますが、今度は体が熱くてバランスが取れません。
そこで『電気あんか(電気の湯たんぽのような物)』の登場です。電気毛布と同等の温かさを感じる弱程度の出力で消費電力は10時間使用して40W程度と、電気毛布より効率的です。(実際に自宅で電気毛布と同じ条件で使用して確認済み。)
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足元だけ温めてくれるのでこれならば、リアハッチからの冷気も問題ありません。「それでは上半身が寒いのでは?」と思われるかも知れませんが、実際には寒くありません。寝袋内で暖気が籠るからというのもありますが、足元が温まると身体全体が温まるようで、同じような現象として、こたつを例にすればわかりやすいでしょうか。足だけ温めていても上半身も不思議と寒くないですよね。
この辺りは好みもあるので、どちらが最適かいうのは難しいですが、少なくとも電気あんかだから寒いという感覚は無いです。
まあ、寒ければ両方併用したらもっと温かいでしょう。上記の通りの出力なら、2つ併用でも10時間で100Wの消費ですから、バッテリーにはかなり余裕があります。
また、電気あんかの代替策として、使い捨てカイロを寝袋の足元に入れるという方法はあります。
電気あんか、カイロ共にですが、電気毛布と併用するならば、電気毛布の熱線にほかの熱い物が触れると、異常な発熱を起こす可能性が無いとは言えないので、それぞれが重なって接触しないように使用して下さい。
夏の車中泊に必須なアイテム。理由は2つあり、車内温度を下げる為に窓を開けて寝る際の防犯のため、そして、蚊などの虫の侵入防止のために使用します。車中泊中に車上荒らしの被害に遭ったという話は時折聞きますし、道の駅でも注意喚起されています。
また窓を開けて寝るということは、風通しを良くするため、その窓の目隠しカーテンは無いわけです。そうすると、あなたが寝ている時に窃盗犯が中を目視で確認している恐れがあり、熟睡している隙に財布やカバンを奪われる可能性があるわけです。

車用網戸や防虫ネットはいずれも窃盗犯がやる気になれば取り外したり、カッターで切られてしまう脆弱な物ですが、それでも何もせずに素手が車内に入ってくる状況とは大きく異なります。
まず窓に網があることで目隠しの効果があるので、夜間の車内の状況を目視で確認するのは、ライト無しでは難しくなります。ライトを使えば誰かが気が付く可能性が上がりますから犯人は嫌がります。
この効果を失わないためには、寝る時は車内の灯りは全て消す(中が明るいと網戸越しでもしっかり見えてしまう)、閉じている窓は全てサンシェードやカーテンで遮光することです。
あとは基本的なことですが、そもそも貴重品は窓のそばに置かないことです。後部座席で寝ていて、前の座席に貴重品があり、前の座席の窓が全開になっていたら、それは危険ですよね。開いている窓から一番遠くで、かつ自分がその間に立ちはだかる場所が良いでしょう。女性の一人車中泊の場合はもう少し防犯レベルを上げる必要があると思われますので、それはまた別のページで紹介したいと思います。
二つ目の理由である、蚊などの虫の侵入を防ぐことも非常に重要で、蚊の侵入のせいで車中泊が台無しになった経験があります(笑)
この事は『8位:蚊取り線香』で再度説明したいと思います。
こちらも夏季の車中泊には必須。寝ている時でも熱中症の恐れはありますし、女性の車中泊は窓を少し開けるのみにすることで防犯レベルが上がりますが、その際は換気が重要になりますから『サーキュレーター』は重要です。窓の開度が少なくても効率的に換気する方法を紹介。
・窓の上部にあるグリップ(取っ手)にクリップを挟んで噛ませるタイプのサーキュレーターを設置します。
・反対側の窓にも同様に取り付けます(計2つ)。
・この時、サーキュレーターの向きを1つは反対側の窓へと向けます。もう1つは車内ではなく、窓の外へと向けます。イメージは 左外→車内→右外 です。
・窓を両側開けます。開度はサーキュレーターの大きさ位。
・これで『給気ファン』から風を室内に取り込み『排気ファン』で屋外に出す・・・という空調システムっぽい空気の流れを作り出すことで、より多くの換気をすることが出来ます。
(理想はもう一つ車内の空気を回す用のサーキュレーターも設置)
100V電源の首振り機能付きで弱の運転をして、消費電力は15Wh位です。100Vなので風量は十分ですがそれなりに電力は使いますね。4位で紹介した400Whのポータブルバッテリーなら10時間使用で40%程使用する計算です。冒頭で紹介したクリップで留めるタイプは置き場所の関係でコードが邪魔にならないように充電式であることが多いです。大抵20~30時間程の容量はあるので車中泊では電源を気にする事なく使えますね。
地味ですが、夏場に『蚊取り線香』を持参せずに車中泊したところ、車内に蚊の侵入を許してしまい、酷い夜をすごした経験があります・・・(笑)。蚊に何か所も刺された挙句、耳元でプ~ンと付きまとわれ、イライラマックス。
怒りで、後含めた5つのドアを開放したまま時速100キロで走って蚊を置き去りにする事を考えましたが、もう「終わった・・・」と諦めて、されるがまま刺されました。
蚊取り線香は、火や電気を使わないアウトドア用の『乾電池式の蚊取り線香』がおすすめです。夜に現地到着し、ベッドメイキング等を行うために10分程はドアを開けて作業するのでその間に入ってしまうんですね。特に川辺に近い場所の道の駅などは注意です。
サンシェードやカーテンを付けるべき理由は3つあり、1つは防犯です。『6位:車用網戸、防虫ネット』の話と重複しますが、車内の様子を外から目視で確認されるというのは車上荒らしに狙われる要因の一つとなります。特に夜間は車内で照明を使うので、遮蔽する物が無いと外から丸見えです。室内で寝るスペースの関係でバッグをダッシュボードに置いてしまったりすると、窃盗犯からすれば、ついつい狙いたくなってしまうでしょう。そういう隙が無いようにしましょう。防犯に関してはまた別のページで紹介したいと思います。
【ソロ】女性の一人車中泊の防犯対策と必須アイテム【危険?】 (shatyuhaku-car.com)
2つ目の理由は断熱効果です。自宅でもそうですが、カーテンがあるだけでも遮熱の効果があります。夏の日差しから守ったり、冬は冷気が入るのを防ぎます。
3つ目は当たり前のことですが遮光です。車中泊の翌朝、サンシェードやカーテンが無いとかなり眩しい
です。自宅と違い、車中泊では窓に密着した状態で寝ていることが多いので、なお更、明るく感じるはずです。私は深夜に現地到着して車中泊をする事が多いので、朝はゆっくり寝たい派・・・。カーテンの隙間からの光でも眩しく感じてしまうため、朝日の向きによっては、カーテンにプラスしてアイマスクもしています。

(マグネットカーテンを装着した車内の様子。意図的に上のサンルーフを開けて写真を撮っているので明るいですが、実際は少し透ける程度で睡眠の邪魔にならない位は暗くなります。横はマグネットが無く隙間が空きがちですが、車のゴムパッキンに挟んで留めてしまえば問題ありません。)
私は磁石が入っている『マグネットカーテン』を愛用しています。窓枠にパチッとくっつきますし、端が合わなくても内側のゴムパッキンに噛ませることで金属が無い部分で留めることが出来ます。
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このマグネットカーテンは大変便利なのですが、唯一の難点はマグネットなので金属部が存在しない部分には使えません。車種によりますが、リアガラス付近はプラスチックのパーツで覆われ、付けられない可能性があります。その場合、養生テープで貼り付ける手もありますが、吸盤タイプの専用設計なら見栄え、遮光、断熱効果も高いです。
ちなみにフロントガラスは500円程度で売っている一般的なサンシェードで充分です。
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10位にもなると絶対必須という程でもなくなってきますが、耳栓は常に携行しています。理由は騒音対策。まず、雨天時に寝ようとすると、雨粒が車の屋根を打つ音は意外な程うるさいです。また、道の駅で車中泊をしていると、大型トラックがいる場合もあります。
私の経験則では、彼らのほとんどが、夏は冷房、冬は暖房をつけてアイドリングをしたまま一晩を過ごしています。
その騒音は中々うるさいもので、普通車のアイドリングとは騒音レベルが違います。夜中は周辺が静かなので、多少離れていてもアイドリングのカラカラとした音が気になります。
音が気になるかは個人差ですが、例えば夏場に窓を開けて寝ると更にうるさいのは当然ですし、そんなことで熟睡出来なかったり、ストレスを溜めるのは不毛ですから、私は備えとして耳栓を用意しています。私は耳栓を仕事で装着することがあるので色々使い慣れていますが、車中泊で使用するのは100均の物で充分です。
新品は固く、使ううちに柔らかくなってくるので、使用前に揉んで伸縮させておくと使いやすいですよ。
・・・以上です。車中泊に絶対必要な10選として紹介しましたが、季節により多少減りますね。また、高価なポータブルバッテリーや寝袋など災害時にも使えるグッズが多いので、車中泊以外の用途もあり買って無駄になるということは無いはずです。
次点として100均にも売っている(200円でしたが)ヘッドレスト等に取り付ける小物入れや、窓上のグリップに取り付けるS字のハンガー等も私には必須の品。

ここに車のキー、メガネ、携帯、耳栓、アイマスクなどを妻の物とそれぞれ分けて入れています。
こうした小物入れがないと、ベッドの上に散らかるようになってしまい、携帯が寝ているうちに下へ落ちて、ドアを開けたときに外へと出てしまい、気が付かず紛失・・・なんてこともあり得ます。遠方での紛失は絶望しかないので、自宅や旅の宿と違い、収納と整理整頓は狭い車中泊ではとても大切です。
車中泊あるある光景の一つで、朝の道の駅には持ち主に忘れ去られたサンダルや靴が、よく駐車場にて一人寂しく取り残されています・・・(笑)
・・・このカテゴリーでは今後、紹介出来なかった車中泊の便利アイテムなどを投稿ページに残していきたいと思います。