冠水の地下駐車場からジムニーが脱出【冠水に強い車はどれ?】

2025年9月19日

先日の三重県四日市の記録的豪雨で、冠水した地下駐車場から脱出する車の映像が話題になっており、この車種がジムニーであることが分かっています。
さすがジムニー・・・。(リフトアップしているのかは不明)

【地下駐車場から“恐怖の脱出”】1時間に120ミリ超え、記録的豪雨であっという間に冠水 三重・四日市市

ただ、ジムニーその物は水陸両用の超性能車ではもちろんありません。
基本的に冠水の中で走れるかどうかは、車の最低地上高が重要なポイントになります。
最低地上高が高い程、エンジンが地面から遠ざかり水没しづらいからです。

普通に考えれば分かると思いますが、エンジンや電装部に大量の水が掛かると車は壊れます。
また、家電も水没すれば壊れるのと同様、EVも水没すれば壊れます。

ですから、たまにニュース映像で冠水したアンダーパスを通り抜けようとした車が、気合を入れるように勢い良くハイスピードで突っ込んでいく様子を見掛けますが、これは上記の理由からまるで逆効果です。

アヒルのおもちゃを風呂にそっと浮かべれば水を被りませんが、斜め45度に投げ入れれば初手でザブーン!と大きく水が掛かりますよね。
それと同じ理屈で、高速で突っ込めばエンジンに水を被ることになるので、低速でそっと入水した方がまだ通り抜けられる確率は上がります。



では具体的にどの車が冠水に強いのでしょうか。
現在、新車販売されている国産車の中で最低地上高が200㎜以上の車種を紹介。

【スズキ】
ジムニー・・・最低地上高205㎜(シエラは210㎜)

【トヨタ】
ランドクルーザー250・・・最低地上高215~225㎜
ランドクルーザー300・・・最低地上高225㎜
RAV4・・・最低地上高190~200㎜
ハイラックス・・・最低地上高215㎜

【スバル】
フォレスター・・・最低地上高220㎜
レイバック・・・最低地上高200㎜
クロストレック・・・最低地上高200㎜

【日産】
エクストレイル・・・最低地上高185~200㎜

【三菱】
トライトン・・・最低地上高220㎜
アウトランダー・・・最低地上高200㎜

【ホンダ】
※なし



・・・私が認識している限りで、このようになっています。
軽自動車規格ではジムニーのみが該当しています。
他ではクロカン系の本格SUVやピックアップトラックが目立っており、都市型のSUVであってもDセグメント以上が多く、やはり車体が大きな車種が多いですね。


ただ、これはあくまで最低地上高の話。
実際に水没するかどうかは最低地上高だけでなく、空気の取入れ口がどこにあるか等、設計の様々な要素も絡んできます。

では、メーカー公証ではどの位の深さまで走行が出来るのか
これを『最大渡河水深』(とかすいしん)と呼ぶそうで、読んで字のごとく、渡れる河の深さを表しています。
その数値がメーカーから公表されているものをいくつか紹介します。


ジムニー・・・300㎜
デリカD5・・・400㎜
ランドクルーザー・・・700㎜
ジープラングラー・・・765㎜
ディフェンダー・・・900㎜



・・・全てを網羅しているわけでは無いですが、RAV4やフォレスターなど見た目は本格SUVの車種でも中身は都市型なので、これらの車種は公表されていない=河を渡るように設計されていないのです。

結局のところ国産車で公表されているのはクロカン車のみ。
注目は三菱のデリカD5。最低地上高では上の一覧に入っていなかった車種ですが、ジムニーを超える最大渡河水深です。

これは既述の通り、水が掛かるとまずい機構の位置を高くするなど、上手く設計されているからでしょう。

そしてクロカンの代表格のランドクルーザーやラングラーは流石の数値。
最後のディフェンダーはリセールバリューランキングでも外車の中で指折りの高リセールの車種で、やはりランクル含め、クロカンは世界中で需要が高いことが分かります。

【絶叫】ディフェンダーで池入ったり山登ったりしたら終わった…


ちなみに日産のエクストレイルも現在は都市型SUVになっていますが、JAFが昔の型で実験した際には60センチの深さで渡ることが出来た模様。

冠水路走行テスト(JAFユーザーテスト) | JAF

現在のエクストレイルは数値の公表はされていません。

昔のエクストレイルはそういう悪路走破性をイメージしたCMを流していましたよね。

2010 Nissan X-Trail CM


中々冠水の対策で車を選ぶ方というのはいないと思われますが、大雪に見舞われた際にも同じような性能が求められると思われます。

現在のSUVブームでその性能を語る時に
「悪路走破性がどうのって、山間部の悪路なんて行かないでしょ。」
と思う方も多いでしょうが、実は豪雨や大雪などに遭遇した時に強い、そうした『災害に強い車選び』を考える時にも上記のクロカン系や最低地上高が200㎜以上、もしくはそれに近い数値のSUVは頼もしい存在となるでしょう。






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