長年巷でも話題になり、そして謎となっている道の駅での車中泊の可否。良いのか?禁止なのか?
車中泊に興味がある方にとっても、ハッキリとした回答が知りたいと思われます。
=目次= (クリックで読みたい場所まで飛びます)
・なぜ『道の駅』は増えたのか
・車中泊について国土交通省の見解
・車中泊歓迎の道の駅と『RVパーク』
・『道の駅』の現状
『道の駅』とは、いわば一般道のサービスエリアで24時間無料で駐車場、トイレを利用出来る休憩施設。国土交通省が管轄となっており、上記を含む基準を満たしていないと道の駅として登録出来ません。
地域発展のための情報発信や特産物の販売、温泉施設の併設など様々で、行政支援もあって年々増加しており、2024年2月現在、全国に1200か所以上の道の駅が存在します。
それだけの数がありながら、過去に閉鎖した例はわずか数例しかありません。
閉鎖とならない理由は、道の駅が単なるドライバーの休憩所ではなく、地域活性化を担う側面もあるため、赤字であっても簡単にはつぶせないようです。
また、そもそも国や県から億単位の税金が投入されて作られる為、自治体は設置に掛かる初期投資の負担が軽く、維持費さえ賄えれば黒字に出来るので、経営の難易度自体が難しくないのかも知れません。
(それでも赤字な場合、誰がそれを負担しているかはお察しです・・・。)
車中泊についてはそれを禁止する看板が一部の道の駅に掲示されていて、それに対して一部の利用者が「道の駅としてのルールに反している」として論争を生んでいます。
果たして、どちらの言い分が正しいのか。
道の駅を管轄する国土交通省の見解はどうなのでしょうか。
”質問:「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?
引用元:国土交通省 休憩施設「道の駅」
回答:「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。”
・・・これだけです。
では文中にある肝心の『仮眠』、『宿泊目的』の定義は何か。
何が『車中泊』にあたるのか?
何時間眠ったら『仮眠』ではなく『宿泊』になるのか。
実は国土交通省はこの定義について質問された際の答えを
「現時点で定義をする予定はない」
とし、明言を避けている模様。(2024年2月現在)
統括すべき国交省が定義する気が無く、車中泊について言及しない以上、この話はこれで終わりです。
こちらが勝手な『言葉遊び』で論理を展開させて、結論を出したところで意味がないからです。
事実だけを言うのなら、私はこれまで車中泊で施設管理者や近所の住人からクレームを受けた経験はありません。
(だからと言って、個人の経験だけをもって「容認されている」と断言する気もありません。)
ただ、一つ言えるのは道の駅でのキャンプ行為は間違いなく禁止です。
道の駅の駐車場でテーブルや椅子を出したり、火を使って調理したり、トイレで皿を洗う、調理後のゴミを捨てる等、キャンプ場と勘違いしている方が稀にいますが、それは明らかな禁止行為です。(各道の駅のルールに順ずる)
車中泊とキャンプが別物なのは間違いありません。
一部の道の駅には『RVパーク』が併設されており、そこでの車中泊は公認となっています。
RVパークのご案内|くるま旅公式WEBサイト (kurumatabi.com)
(↑全国のRVパークの検索も出来ます。)
『RVパーク』とは予約可能な有料の車中泊施設で、道の駅とは異なり、大きい駐車スペース内でキャンプ行為(テーブルを広げるなど。火器は車内のみ。)が可能で、ゴミ捨て場完備や、入浴施設がある(もしくは近隣にある)など、利便性の高い車中泊が出来ます。
場所によっては、炊事場、洗い場がある所もあり、様々です。
(日本RV協会ホームページから引用)
『RVパーク』自体は道の駅以外にも各所に存在し、ホテルや旅館の駐車場に『RVパーク』が併設されていることもあり、その場合大抵が『ホテルでの温泉利用可、レストランで食事可』など、その宿泊施設の一部を借りる事が出来ます。
運営母体は同じですが、それらを分かりやすく『湯YOUパーク』(ゆうゆうパーク)と呼称して区分けしているようです。
湯YOUパークパートナー一覧|くるま旅公式WEBサイト (kurumatabi.com)
これらはまた別の機会に紹介したいと思います。
また『道の駅』とそれ以外の類似施設を混同することも避けなければなりません。
『ドライブイン』はもちろん、『旅の駅』だとか『山の駅』(海の駅、川の駅、里の駅もあります 笑)等がそれです。
施設の内容としては利用者側からは違いがわかりません。
道の駅は自治体の持ち物(ほとんどが各市町村)ですが、国土交通省による一定の統一されたルールがあります。
しかし、他の施設はそれに該当しません。ですから、至極当然なのですが、そこで道の駅のルールは通用しません。
よって道の駅以外の施設には「キャンピングカーの入場禁止」ですとか「夜間、駐車場の出入り不可」などのルールも存在します。
興味が薄い方には、道の駅も~の駅も同じだと思い込んでいる場合も多いです。
『道の駅』としての認可を受けることは施設としてメリットと同時にデメリットもあります。
メリットは冒頭で述べた通り、道の駅は公共事業として行政からの支援を享受出来る事。
デメリットは国交省の管轄下であるが故のルール、制限があり、夜中に運送トラックや旅行者を受け入れざるを得ないことで、騒音、ゴミ、治安などの問題で近隣住民の反発や管理コストの上昇などが考えられます。
それが行政支援で作られた道の駅の役割でもあるのだから、当然と言えばそれまで(嫌なら初めから自力で施設を作って独自ルールを設ければ良いから。)なのですが、上記で挙げたように道の駅を無料キャンプ場だと勘違いしている悪質ドライバーもいるので、道の駅側がそれに対策を講じるというのは当たり前ではあるのですが、そこはやはり国交省が先導してくれないと利用者も管理者も双方困ってしまう・・・というのが現状です。
・・・このカテゴリーでは今後、投稿ページにて車中泊、自動車関連のニュースや話題などを紹介していきたいと思います。
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