2025年3月1日 作成時点での現行型が対象

| スズキ・フロンクス | |||
| 室内高 | 荷室高 | 室内幅 | ベッド |
| 1200 | 700 | 1425 | 1750 |
左から、室内高、荷室高、室内幅、ベッドスペースの参考値(単位mm)です。
全長 3995mm×全幅 1765mm×全高 1550mm
フロンクスは最低地上高170㎜のスズキのコンパクトSUVで、リーズナブルな価格と内外装が多いスズキの中では高級感を打ち出したモデルとなっています。
シートも他のスズキ車と比べると高級感を感じるわけですが、その代償なのか倒した後部座席はフルフラットになりません。
傾斜がありこのままでは寝心地は悪いでしょう。

倒した後部座席の先端から天井までの高さは実寸70センチでSUVとしては狭いです。
せめてフルフラットであればもっと高さが稼げたであろうと思いますが、この先端部分の高さに合わせてフルフラットのベッドスペースを作るためには、それよりも低い位置にある荷室側でクッションなどを敷いて底上げすることになるでしょう。
高さ70センチというのは、女性でも背中を丸めないと座れない寸法で、フロンクスの車内で調理などはスペース的に不可能であり、睡眠専用ですね。
更にベッドスペースは約175センチと短めで、足先が着かない分などを考慮すると身長165センチ位の方までしか快適には寝られないと思われます。
斜めに寝ることでもっと寸法を確保出来ますが、元々傾斜がある分、その状態で斜めに寝ると更に寝心地は悪くなるので、あまりお勧め出来ません。
熟睡する為にも、斜めに寝る場合には、きちんと水平を取りましょう。
元々SUVとはいえ、クーペルックでスタイルが優先されている部分があり、それでいて日本の立体駐車場に収まる全高なので車内の高さは厳しいです。
スズキの車はフルフラットになる車種が多いので、フロンクスがフルフラットにならないのは残念ですね。
フロンクスはインドのマルチスズキとの共同開発ということで、この辺りはインド生産という点も無関係ではないかも知れません。
とはいえ、結局の所、フロンクス自体が荷物をたくさん積むだとか、車中泊のようなアウトドア使用を前提に作られていないからというのが最も大きな理由でしょう。
下の動画後半でラゲッジスペースや倒した後部座席の様子等が紹介されています。
また、室内高についても同じスズキの新型スイフトが1225㎜となっており、実はスイフトより狭いのです。
『SUVあるある』ですが、最低地上高と全高を備えていると、人の目の錯覚で大きく見えてしまうので勘違いし易いのですが、それらは室内の広さと全く無関係です。
最低地上が確保され、立体駐車場にも収まる高さしかないという事はそれだけ室内の高さが狭いことを表しています。
「SUVで立体駐車場にも収まる」と聞けば、一見魅力的ですが、積載力などの実用性では今一つですね。
もちろん、既述の通り、寸法以上に見た目が大きく見える等の見栄えが良いのは確かですが。
全長が4mを切るコンパクトカーにあまり多くを求めすぎても仕方ありませんが、同じスズキの普通車でも
ソリオ・・・3810㎜
クロスビー・・・3760㎜
クロスビーの車中泊解説・寸法・動画【ハスラーとクロスビー比較】
は充分な車中泊適性を備えており、アウトドアや積載力を求める使い方をするならば上記のような車種の方が向いているでしょう。
結論としては、フロンクスの車中泊適性は不可能では無いものの、長さも高さも厳しい水準です。
個人的感想によるスズキ・フロンクスの車中泊適性(5点満点中)
・・・2点
